学習に最短は無し

「学習」に最短経路というのはありません。練習と実践あるのみです。

自分の力量に適した学習をする

学習で大切な事は、自分の置かれている現在の状況を正しく判断する事です。 その上で、次の高い山(目標)を目指すには何を練習するのか判断します。

登山に例えるならば、大きな将来像(夢)がエベレスト登頂としましょう。 いきなり、目標がエベレスト登頂だからといって、最初にエベレスト登頂に挑戦した登山家はいないでしょう。 登山家は皆その人達の力量で過去に挑戦した事ない1段階上の山の登頂を目指します。 その上で1段階上の登山で試行錯誤努力して、登頂に成功します。(1段階上の成功体験)

更に類似した難易度及び高さの登山を経験して、一段階上がった状態が困難無く当たり前に登頂できて、 初めて次の挑戦に向かいます。

常に目の前の1段階上の挑戦から繰り返しで得られる練習がエベレスト登頂へ近づくのです。

学習も同じです。まずは、貴方の一段階上の内容に挑戦して下さい。

学習段階の画像

学習[人生]に無駄は無い

学習イメージの画像

学習経過のイメージ図です。上級者の方は目標地点に過去の経験を活かして、
走りながら、考え、目標地点の最短経路に向けて走りながら軌道修正してきます。

初心者で伸びる人は、目標地点と異なる学習経路(イメージ図の黄色矢印往復分)を辿ります。
そして、目標地点と異なる場所(イメージ図のグレー丸)にたどり着いたときに考え、
急いで元のある地点(イメージ図の白丸)まで戻ります。
そして、この試行錯誤した経緯を経験しながら、目標地点にたどり着きます。

初心者で伸びない人は、開始地点で最短経路を上級者から教えて貰うまで座っていたり、
自分で最短経路を探して行動をしない人です。
そして、結果として目標に1歩も前進していない人です。

イメージ図の黄色の学習経路は、今の目標には役に立たなかったかもしれません。
しかしながら、その一見無駄にみえる学習経路をたどった人達は、その経験から考える深さや速度が実際には増しているのです。
人生に学習は一切の無駄がありません。