学習の鉄則

全ての学習には、鉄則がありその鉄則を守る事で論理的で客観的に正しい知識を身につけられれます。

一次情報の画像

Primary Sourceを追う

「primary source」 とは一次情報と訳され、独自(original)の源泉や本物の証拠を意味します。

一次情報には、人工物、文書、日記、原稿、伝記、手紙、Webサイト、記事、または研究の下の時間に作成及び収集された情報などを指します。

学習する際には課題に対して、なるべくこの一次情報を収集し、理解することが事実的根拠に基づいた説得力のある知識となります。

「primary source」は、インターネット及び出版で瞬時に膨大な「secondary source」を生みます。

「secondary source」とは、二次情報と訳されます。
「primary source」を基に他の人が批評、洞察、解説、結論づけした本、記事、エッセー、Webサイトなどを意味します。

インターネット上にある膨大な「secondary source」から「primary source」を求める事が学習の最初の1歩です。

具体事例としては、JavaのフレームワークSpringFrameworkにおける「primary source」は、 Spring本家サイトで公開された情報です。

Secondary Sourceは使い分ける

残念ながら日本のICTに利用されている技術情報の多くが、英語の「primary source」を翻訳及び解釈した「secondary source」です。

「primary source」の英語を翻訳や解釈された日本語の「secondary source」も学習には、効率化を図る意味ではとても重要です。

そこで注意するのが、何かの課題に対して解説された「secondary source」には、「secondary source」を作成した筆者の見解が入ります。

「その筆者の見解」が「primary source」に対しての「bias」となります。「bias」とは、「先入観」の意味です。

多くの書籍「secondary source」から「bias」と「primary source」を切り分ける事が重要になります。

過去の学習経験(練習量)によっては、この切り分けがとても難しいと思います。でも、心配しないでください。 多くの書籍を読み論理的に考えることで、 「primary source」「secondary source」「bias」の切りわけと使い分けができるようになっていきます。

コピペ人間にはなるな

2017時点検索エンジン世界一といえば、言わずと知れた「Googleエンジン」。世界中の人が調べたい課題に対して、 幾つかのキーワードを入力し、検索することで求める課題の情報、解答もしくはそれが自体が正解である情報が求められます。

学習や仕事で課題に対して適切な情報収集のためググることは大変良い事です。

ただし、学習や仕事の課題に対して、内容の真偽を確認しなかったり、本質を理解していないで、 結果を急いで出すために直接コピーして成果物に利用するコピペ人間にはならないでください。

課題に対する結論が、論理的に深く考え全く同じ見解であれば、成果物に「引用元」を明記し抜粋した頁数を示しておけば良いのです。

コピペ人間の特徴は、本質的な論理や動作原理などを抑えていないため、 1度その本人が作った成果物に修正依頼をお願いしたときにやたら時間がかかったり下手すると出来ない事が起こります。

これは、周りに迷惑をかけるだけではなく、一番損をしているのはその人自身です。

自分の理解した内容を自分の言葉で説明する

仕事や勉強の課題などで成果物を求められる際に自分が学習した内容で、 その品質や内容が悪くても、自分の理解した内容を自分の言葉・文章で説明することです。

多くの人の前で自分の間違いや理解不足、思い込みを含めて説明することにより、 周囲の方々がその間違いに対して指摘したり、罵声を浴びせたりなど辛くて恥ずかしい経験をすることです。

その辛くて恥ずかしい経験が、自分が何が不足していてどのような練習方法で何をどれくらい練習すれば良いかに繋がります。

そして、その繰り返しが経験となり、理解度の向上と作成する成果物の品質が向上していきます。