Microsoft Internet Information Services (IIS) は、Microsoft Windowsに標準搭載されたWebサーバーです。 IISはMicrosoft社が販売しているOS(Windows)用のWebサーバーです。 サーバーのOSにMicrosoftサーバー製品(Windows Server 2016,Windows Server 2012 R2など)を採用した場合の多くのWebサーバーは、 IISを利用しています。
本頁では、Windows10に標準搭載されたIISを起動し、PC1台でHTMLファイルをローカルPCで動作確認する方法について記載します。
インターネット インフォメーション サービスの有効化が終わると、IISに必要なデフォルトのディレクトリが作成されます。
デフォルトでは、「C:¥inetpub」がIISの作業ディレクトリとなります。
※.厳密には、SystemDrive環境変数で定義されたドライブ配下のinetpubディレクトリです。
「C:¥inetpub」配下のディレクトリ構成は以下となります。
ディレクトリ | 説明 |
---|---|
custerr/ja_JP | HTTPステタースコードに対応したエラー頁を格納されています。 例えば、ステタースコード404(HTMLファイルが存在しないエラー)の場合には、404.htmファイルが表示されます。 |
history | IISの設定履歴が管理されています。 |
logs/LogFiles/W3SVC1 | Webサイト別(W3SVCX)に管理されたログファイル出力先 |
temp | IISが作成する一時ファイルの格納先 |
wwwroot | IISのデフォルトサイトの物理パス このディレクトリはドキュメントルートと呼びます。 IISのデフォルト頁(iisstart.htm)が格納されています。 |
Webブラウザを起動し、URIに「http://localhost」を指定し、IISのデフォルト頁にアクセスします。
Windowsで有効化されたIISは[インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャ]画面で設定の確認や変更を行います。
[インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャ]画面でIIS自体又はIISが管理するサイト別(バーチャルホスト別)に 起動・停止・再起動する方法について説明します。
IISマネージャー画面左[接続]欄から[HOME-SUPERホーム]を選択し、画面右[サーバーの管理]から該当の操作を選択します。
IISマネージャー画面左[接続]欄から[HOME-SUPERホーム]-[サイト]-[Default Web Server]を選択し、画面右[Webサーバーの管理]から該当の操作を選択します。
以上の内容でWindwos10のWebサーバーIISの起動し、HTMLファイルなどの静的コンテンツを作成・配置することで
Webサーバー及び静的コンテンツ、HTTPプロトコルを学習できる環境ができます。