はじめに

テキストエディタは、GUI(Eclipse,Andoroid SDK , Visual Studio)と比べて、テキストデータを編集する簡単な機能しかありません。

テキストエディタの利点は、起動が速い、途中でアプリケーションが停止することが少ない、これに尽きるでしょう。

20年近くエンジニアをしてきた私がエディタを選ぶ基準は以下です。

  1. CUIベースでGUI機能を盛り込んでいないシンプルなエディタ
  2. 文字列の検索、切り取り、コピーが速い
  3. タブ又は空白インデントなどのテキストの整形機能
  4. grep及びgrep一括置換機能
  5. デフォルトの設定で目に優しい
  6. 文字コードのSJIS,EUC,Unicode,UTF-8,その他をサポートしている
  7. 半角・全角スペース、改行コードの表示機能

これぐらいあれば十分です。その他機能であるJava,HTML5,CSS,PHP等の構文チェックやエクスプローラーなどの機能は、 GUI(Eclipse,Andoroid SDK , Visual Studio)を使えば済むことです。

秀丸ロゴ秀丸(Windows 、 シェアウェア)

サイト:秀丸本家サイト

This is Japanese Text Editor。

1995年にリリースされてから、2017年時点で22年目に突入。団塊世代~団塊世代ジュニアまで、 テキストエディタといえば「秀丸」というほど日本のエディタ界のトップリーダーです。

シェアウェアのため2017年時点では「4,320円」+ 振込手数料+マニュアル送料がかかります。

秀丸はシェアウェアなのに、フリーウェアのエディタに負けずに開発現場で利用されています。

それは、22年の歳月の中で不具合が少なく、操作性が鮮麗されているこれに尽きるでしょう。

メーカー、SIerの開発現場で団体割引で購入し、開発メンバーに秀丸を使っている現場にお世話になると、 この会社は開発に力入れていると感心します。

試用期間を利用して試しに使って下さい。

サクラエディタ(Windows 、 フリーウェア)

サイト:サクラエディタサクラエディタ本家サイト

2000年頃からソースコードを公開して、有志で機能強化を行い、2017年時点で17年目に突入。

私は、20年前にTerapadが好きで開発に利用していました。15年前頃に若手がサクラエディタが使い始めて私もその存在を知りました。

テキストエディタのフリーウェアNo1.で間違いないでしょう。(2017年時点Googleトレンド調査)

ここまで発展した理由の1つが17年前からデフォルトでgrepとgrep一括置換機能です。とても便利です。

TeraPad(Windows , フリーウェア)

サイト:TeraPad本家サイト

1999年頃に初版がリリースされ、2012年に1.09版をリリースされて一旦その開発がストップしています。

開発はストップしていますが、不具合も無く速度が速く余計な機能が無くシンプルなエディタです。

今でも十分利用価値の高いテキストエディタだと思います。

mi(Mac , フリーウェア)

サイト:miエディタ本家サイト

MacといえばmiといえるかはMac使いの人にお伺いして下さい。

私の主観で、検索優先度が高いのMacユーザの方に多く利用されていると判断しました。

vim(Windows、Mac 、Unix、Linux フリーウェア)

サイト:vim本家サイト

サイト:Windows用インストーラ管理サイト

サイト:vimのWikipedia

このエディタの良さは、Windows環境でもUnix,Linuxでデフォルトにインストールされているviエディタのコマンドの練習になります。

Webアプリケーション開発リーダやインフラエンジニアは、Unix及びLinuxサーバで設定ファイルなどのテキストを編集する際には、 OS付随のviエディタを利用します。
このとき、利用できるのはキーボードのみでカーソルの移動や検索、ファイルのセーブなどすべての操作が 簡単なコマンドで実行します。

最近では、GUIで管理するサーバも増えてきました。それでも多くのサーバはセキュリティの理由で、セキュアなリモート接続か 現地データセンターなどにいき、サーバのターミナルから背景が黒く文字だけが白く浮かぶコマンドプロンプトにキーボードのみで作業します。

このとき、viの基本コマンドを習熟していないとサーバの設定作業や簡単なファイルの修正などに時間がかかります。

その練習をさせてくれるのが、このvimエディタです。viを一度もご経験のない方は、是非試して練習下さい。

インストール方法

各テキストエディタのインストール方法については、各本家サイトをご参照下さい。

IT生涯学習Techがお勧めするインストール方法は、ディレクトリ選択時にデフォルトを選択しないです。

[トピック]-[ディレクトリ管理]にお勧めするディレクトリ構成の説明をしています。

お勧めのインストール先(Windows)

C:/developer/tools/editor/ソフトウェア名

Windows10の「送るメニュー」に追加する方法です。エンジニアの休日より

ファイルを開く際にとても便利です。