本トピックでは、WindowsであればMS-DOSコマンドプロンプトのコマンド及びそれに対応するLinuxのコマンドについて説明します。
私がJavaTechnologys Javaプログラムの学習において、最初にEclipseを利用しない理由の1つには、よく利用されるコマンドを覚えて欲しいからです。
2017時点GUIの進歩でCUIをエンジニアが利用する機会が少なくなってきています。
しかしながら、インフラエンジニア、ネットワークエンジニア、Webエンジニアには、コマンドは必須の学習です。
全てのOSに対するコマンドを網羅する必要はありません。本頁に記載された内容と貴方が必要だと思うコマンドを覚えればよいのです。
Windowsコマンド | Linuxコマンド | 説明 |
---|---|---|
set | printenv | 環境変数に設定さえている環境変数名とその値を全て表示する。 |
set 環境変数=値 | export 環境変数=値 | 環境変数に指定した値を設定する。 |
set 環境変数= | unset 環境変数 | 指定した環境変数を削除する。 削除する前に環境変数をtxtファイルにbackupすること set > envlist.txt 削除した後に set で内容を確認し、誤操作が無い事を確認する。 |
dir | ls | 現在のカレントディレクトリ(コマンドを実行しているディレクリ位置)の ファイル及びディレクトリの一覧を表示する。 |
cd 移動先パス | cd 移動先パス | 現在のカレントディレクトリを 指定した移動先ディレクトリに移動します。 例1) cd C:/projects/test (windowsフルパス指定の場合) 例2) カレントデイレクリが c:/projectsで、「test」ディレクトリ存在する場合 cd test (相対パス指定の場合) ※.windowsの場合ドライブを変えるには、/Dオプションを指定します。 ※.linuxで間違い易いのが相対パスの指定で「/test」と指定しまう。 この場合には、Linuxのルートディレクトリのある「test」ディレクトリに移動してしまします。 「/」はカレントディレクトリ配下の相対パスで指定する場合には不要です。 |
cd .. | cd .. | カレントディレクトリから1つ上の位置のディレクトリに移動します。 例1) C:/projects/test (windowsの例 カレント位置がここの場合) cd .. C:/projects ここがカレントディレクトリになります。 |
ドライブ名: | / | 指定したドライブの配下にカレントディレクトリが移動します。(windows) ルートディレクトリ「/」にカレントディレクトリが移動します。(linux) |
コマンドなし | pwd | カレントデイレクトリは表示されているため不要。(windows) カレントディレクトリを表示します。誤操作防止のため良く利用します。(linux) |
cd フルパス指定 | cd ~/ | ログインユーザのホームディレクトリに移動します。(linux) |
mkdir ディレクトリ名 | mkdir ディレクトリ名 | カレントディレクトリの配下に指定したディレクトリ名でディレクトリを作成します。 ※.linuxの場合には、続けてchmodとchown コマンドを利用してディレクトリの権限と所有者を変更します。 |
ren 変更前ディレクトリ名
変更後ディレクトリ名 |
mv 変更前ディレクトリ名
変更後ディレクトリ名 |
変更前ディレクトリ名を変更後ディレクトリ名に変更します。 ファイルのファイル名の変更も同じです。 |
del ディレクトリ名 | rm -r ディレクトリ名 | 指定したディレクトリ名のディレクトリまたはファイルを削除する。 Linuxの「-r」オプションは再帰的にサブディレクトリも含め削除します。 ファイルを削除する場合には、「-r」オプションは不要です。 |
findstr /i /d "キーワード" *.拡張子 | grep -rn キーワード(又は正規表現) *.拡張子 | 現在のカンレントディレクトリ配下のサブディレクトリ及びファイルから キーワードをに一致する指定した拡張子のファイルの該当ファイルと 一致した箇所が出力される。 |
cls | clear | 画面をクリアし、フォーカスをコマンドプロンプトの先頭行に表示される。 |
ping IPアドレス 又はホスト名) |
ping IPアドレス 又はドメイン名 |
指定したIPアドレスまたはドメイン名のPC又は サーバーへのネットワークの接続確認を行う。 |
netstat -ao | netstat -ao | 作業中のPC又はサーバのTCP/IPの接続状況を調べる。 Webサーバー、Webアプリケーションサーバー、DBサーバなど ミドルウェアのサービスを起動しているのにPCから接続できないときに良く利用します。 |
ipconfig /all | ifconfig | イーサネットカードに割り当てられたIPアドレスやDNSサーバの情報などの表示 |
tracert IPアドレス 又はホスト名 |
traceroute IPアドレス 又はホスト名 |
PCから指定したIPアドレスまでのネットワーク経路を調べる。 |
tasklist | ps aux | 実行中のプロセスとCPU、メモリの使用状況を確認する。 |
上記コマンドを覚えておけば大体開発現場で困らないと思います。各種オプションや他コマンドは 貴方が仕事で利用するサーバのOSに合わせてその時に覚えて下さい。