IPOModelとは、システムの要件定義、詳細設計、プログラム設計、開発工程において、 システム1つまたはそれを構成する機能を「入力(input)」「処理(process)」「出力(output)」 に分離することでデータの流れや処理の主目的を捉えるための手法です。IPOと呼ばれます。
システム開発の各工程では、常にこの入力情報、出力情報を分析し処理の主目的は何かを考えます。
このIPOモデルを利用することで複雑な業務、システム構成、プログラム構成を人が理解しやすい単一の構成に落とし込みをすることで、 各工程の作業の効率化が実現できます。
入力(input) | システムで利用する帳票、画面、ファイル、データベースの取得データなどを意味します。 入力は1からN個まで処理に必要な対象を全て網羅します。 |
処理(process) | どのような処理であるかの概要または詳細を意味します。 |
出力(output) | 出力帳票、データベースへの登録、出力ファイルなどを意味する。 出力は1からN個まで処理の実行結果を網羅します。 |
サンプルとして要件定義として受付業務の1つの機能を示します。