インターネット概要

Internet Connectivity An Overview.svg
By User:Ludovic.ferre - Internet connectivity: an overview.CC BY-SA 3.0, Link

インターネットは、インターネットプロトコルスイート(TCP / IP)を使用して世界中のデバイスを接続する、 相互接続されたコンピュータネットワークのグローバルシステムです。 これは、幅広い電子、無線、および光ネットワーク技術によってリンクされた、 ローカル、グローバルの範囲の民間、公的、学術、ビジネス、および政府のネットワークで構成されるネットワークのネットワークです。 インターネットは、相互リンクされたハイパーテキスト文書やWorld Wide Web(WWW)のアプリケーション、電子メール、電話、 ファイル共有のためのピアツーピアネットワークなど、広範な情報資源とサービスを運びます。

wikipedia(English)より引用

インターネットの定義の英文は、どのサイトでも上記wikipediaの1文で定義されています。

PCのWebブラウザからHttpプロトコル(TCP/IP)を利用してWebサーバに保管されているHTMLファイルを閲覧するweb(WWW,WorldWideWeb)は、 上記一文からインターネットを利用した一つのサービスだと理解できます。

インターネットは、TCP/IPプロトコルに準拠した通信網を利用して、世界中のコンピュータを相互接続するネットワークです。

インターネットへの接続

Internet overview

ISP(インターネット接続事業者)と光回線などの契約をすると自宅にONU(Optical Network Unit)と呼ばれる光回線終端装置を設置してくれます。 具体的にはRT-500KIのような機器です。 光回線終端装置は、回線の事業者側と加入者側にそれぞれ必要で、対になって通信(光信号)を行います。 光回線終端装置の主な役割は、光信号をデジタル信号(LAN側)に変換する事です。 最近のONUは、ルーター機能や無線(Wi-Fi)機能を持ち合わせた機器も登場しています。 ルーター機能や無線(Wi-Fi)機能を持ち合わせたONUの場合には、無線又は有線(LANケーブル)で複数台のPCを接続することができます。

古いタイプのONUは1対1の通信が基本となり、1台のPCは直接接続できますが、それ以上の複数台のPCは接続できませんでした。 それを解決する機器がルーターです。具体的には、WSR-2533DHP-CB のような機器です。ルーターは、コンピュータネットワークにおいて、2つ以上の異なるネットワーク間に中継する通信機器です。 ルーターにより、複数台のPCがインターネットにアクセス可能になります。 また、LAN内の複数台のPC間の通信の制御を実施してくれるのもルーターの役割です。 2017年4時点でルータは、LANケーブルによる有線接続だけでなく無線機能(Wi-Fi)を搭載しているのが当たり前になっています。

IPアドレス

IPアドレスはWAN(インターネット側)で世界で1つしか無いユニークなIPアドレス(グローバルIPアドレス)と LAN内でユニークなIPアドレス(プライベートIPアドレス)に分けられます。 グローバルIPアドレスは、ISPと契約し回線開通作業が終了次第ONUに1つだけ割り振られます。 これはJPNICが管理しているグローバルIPアドレスを ISP企業に対して、審議して配布しています。ISP企業は、会社が管理しているグローバルIPアドレスから空いているグローバルIPアドレスを契約者に借用します。 cman.jpのグローバルIP確認用HPにアクセスすると 貴方の契約した回線グローバルIPアドレスが表示されます。 また、ルーター経由で別のPCでアクセスしても同一のグローバルIPアドレスが表示されます。 グローバルIPアドレスに対してLAN内のIPアドレスは、LAN内でユニークになるIPアドレスです。 自宅などの数台のPCの場合には、ルータのDHCP機能を利用して、IPアドレスが自動に割り振られます。 大企業のローカルIPアドレスは、情報システム部門がローカルIPアドレスを管理しており利用者に指定するケースと DHCPサーバを利用して自動で払い出すケースの2通りがあります。

普及率

Internet普及率日本
総務省「インターネット普及率の推移」よりデータ引用

このグラフは、インターネット接続機器(パソコン、携帯電話、PHS、携帯情報端末、ゲーム機等)を含み、所有の可否は問わない条件です。 2017年4月時点、田舎にいるお爺ちゃんお祖母ちゃんが可愛い孫にリアルタイムでメール、SNS、TV電話、ビデオ通話(Skypeなど)を利用して、 コミュニケーションを取れるのが当たり前になっています。 これって当たり前のように思えますが、ここ20年間昼夜を問わず回線設備の普及に尽力した 大手通信3社NTT、SoftBank、KDDIを主体とした電気通信事業者の方々のお蔭である事を忘れてはいけません。

話は少しインターネットからずれますが、 20世紀後期及び21世紀における日本のインフラは分野を問わず、技術が確立してから凡そ20年で全国普及率が90%を超える事が歴史上証明されています。 ガス、電気、水道、道路、住宅なども戦後の高度成長期の20年で整備されています。 2017年に活動が盛んなBigData、AI、IoT、クラウドサービスに付帯する技術も20年後の2037年頃には、 飛躍的な技術進歩と普及率を遂げているでしょう。

インターネットの利用

私達が自宅でインターネットを利用するには、インターネットに接続するサービスを展開するプロバイダー(ISP)事業者又は JCOMなどのケーブルテレビなどとインターネット回線接続の契約を行います。回線開通工事を行っては初めてインターネットが利用できます。

インターネットは、電気通信事業者が回線網を構成する設備の設置・保守を日々されているお蔭で、 私達が高速に安定して利用できています。その対価として、月額5000円前後の料金を支払っています。