2017時点、Java言語を利用したアプリケーション開発では、Eclipseを利用します。
Eclipseは、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)でプロジェクトディレクトリ、Javaソースファイル、jar、warの作成を
Eclipseの各種メニューから簡易に操作する事で実現する事ができます。
Eclipse本体は、Java言語で構築されています。
Javaの基本知識解答 8.Javaの歴史の年表にあるように、
Eclipseが本格的に普及されだしたのは、2006年頃になります。1998年頃からIBMが開発したEclipseをオープンソース化した事で、
Eclipse本体、Eclipseに付帯するプラグインが本日まで発展してきました。
Eclipseのメジャーバージョンが上がるタイミングは、JavaSE,JavaEEのバージョンアップとほぼ同時期に Javaのバージョンに対応させるためにEclipseもバージョンアップをしています。
2017年4月時点の最新バージョンは、コードネーム「NEON」であるバージョン4.6系です。 本書は、4.6系ベースでインストールの方法や説明をしていきます。
初めてプログラムをされる方及び初めてJavaを学ぶ方は、いきなりEclipseを利用するのではなく、 Javaプログラムカテゴリーを テキストエディタ、コマンドプロンプト、Javaコマンド(javac,java,jar)を利用してサンプルを作成してから 本カテゴリーで説明するEclipseを学習して下さい。
Eclipseをいきなり最初に開始すると、何となく動くサンプルが簡易にできて、いざ実際の本番環境に Javaアプリケーションを配備(deployと呼びます)する際に、依存するライブラリの関係、クラスパス、環境変数などの設定の仕方などが 分からずにEclipse上では動くアプリなのに本番環境になると動かせないアプリを作ってしまう傾向が強いからです。
「すいません。Eclipse上では動くんですけど」の言葉は、過去10年近く恐ろしい程耳にしています。貴方が、そのようにならないためにも 面倒なようでもテキストエディタとjavac,javaコマンド等で20~30程度のサンプルを作ってからEclipseを利用して下さい。
また、スマートフォーン(Android)開発のためのGUIは、Google社のAndroidSDKになります。
Eclipseは、使っていれば自然と身に付きます。その中で必要最低限ポイントとなる点について本カテゴリーで説明します。