繰り返しとはプログラム言語が、開発者が実現したい「処理」に
配列を順次読み取るように繰り返し処理を表現するために用意された最も基本的な構文の1つです。
while文を表現する構文は、while,do while があります。
while (
終了条件式 ) {
ステートメント;
}
while文サンプル
String[] sampleData= { "カラム01" , "カラム02" , "カラム03" };
int counter = 0;
while( counter < sampleData.length ){
System.out.println( "配列[" + counter + "]=" + sampleData[ counter ] );
counter++;
}
System.out.println( "counter=" + counter );
while文では、終了条件式がfalseに判定された場合にループを終了します。
while文では、終了条件式が無限ループにならないように注意する必要があります。
配列数でループを処理させる場合には、for文を用いるべきです。
while文は無限ループを記述して、JVMに作成したクラスを常駐させたい場合に利用されます。
while文の無限ループサンプル
while( true ){
startWaitJavaProgram();
}
このクラスは、外部からJavaのプロセスを中断するか、startWaitJavaProgramメソッド内でSystem.exit(0);が実行されるまでJVMに常駐します。
while構文の1つにdo while文があります。while文との違いは、必ず1回はループ処理が実行される点です。
do {
ステートメント;
} while (
終了条件式 );
do while文サンプル
String[] sampleData= { "カラム01" , "カラム02" , "カラム03" };
int counter = 0;
do {
System.out.println( "配列[" + counter + "]=" + sampleData[ counter ] );
counter++;
}
while( counter < 0 ){
System.out.println( "counter=" + counter );
実行結果
配列[0]=カラム01
counter=1
このサンプルのように、while(終了条件式)では counterが0より小さい即ち評価された直後do while文は終了します。
ただし、doブロック構文は先に評価されているので必ずループ処理が1回実行されます。
ループ処理について一通り説明しました。大切な事は、開発チームでコーディング規約などルールベースで、
ループに関しての記述形式を統一する事です。それにより、記述形式のばらつきが無くなり運用性を高めることができます。
Javaのメジャーバージョンがリリースされる毎に新しい構文が追加されます。
流行に敏感なエンジニアは、直ぐに新しい構文で短く表現できることを試したくなります。
重要な事は、テクニックとしての文法を表現する事ではなく、開発したシステムが運用性を高める表現を利用することです。